たなか鮎子絵本原画展『マルクのふしぎなかさ』
こまどり

たなか鮎子絵本原画展『マルクのふしぎなかさ』
会期: 2025年 5月 21日(水) ~ 27日(火)会期中無休
会場:
ブックハウスカフェ ギャラリーこまどり(右奥の部屋)
【住所】〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
【TEL】03-6261-6177
(ブックハウスカフェへのアクセスはコチラ)
営業時間: 11時00分~18時00分(最終日は17時まで)
美術・絵本評論家であり、また国民的画家といわれた日本画家・東山魁夷研究者でもある松本猛さんからお声がけいただき、この絵本のプランをスタートさせたのが数年前。
「妖精が持つ不思議なかさが、古都の魅力をひとつひとつ吸いこんで大きくなっていく」というアイディア、そしてドイツの古い街並みのイメージが原点でした。
松本さんは、魁夷の調査を進める中で、街のたたずまいや建築や文化そのものが作品を生み出す力であることに気づいたそうです。
徳間書店の小島さん、上村さんにアドバイスをいただきながら、松本さんと私の中にあるドイツの古都の街並み、人々の幸せな日常の場面を取り出し、ひとつひとつ吟味ながら絵本にしていきました。
展覧会では、その原画をすべて展示いたします。
ぜひ足をお運びいただけたら幸いです。
作家プロフィール
【作家】
松本猛(まつもと たけし)

1951年東京生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館(現・長野県立美術館)館長、絵本学会会長を歴任。著書に『絵本とは何か』(岩波書店)、『ちひろ美術館の窓から』(かもがわ出版)、絵本に『白い馬』(東山魁夷・絵、講談社)ほか多数。
松本猛公式サイト(外部サイト)【画家】
たなか鮎子(たなか あゆこ)

福岡県生まれ、宮城県に育つ。ロンドン芸術大学大学院修了。2000年ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。2014年よりヨーロッパに活動拠点を移し、ロンドン・ベルリンを経て、現在パリ近郊在住。おもな絵本に『ふしぎなかさやさん』『クリスマスマーケットのふしぎなよる』(講談社)、『まじょのメルとひかるスープ』(小学館)、『ゆきのひのプレゼント』(世界文化社)、挿絵を担当した児童文学に『人形つかいマリオのお話』(徳間書店)などがある。
たなか鮎子ウエブサイト(外部サイト)関連書籍
『マルクのふしぎなかさ』
(文:松本猛/絵:たなか鮎子/徳間書店)
2025年4月25日発売

ローズは、絵をかくのが大好き。おかあさんの誕生日に
絵をプレゼントしたいのに、なかなかうまくかけずにいました。
夜があけるまえに、外をながめていると、ふしぎな男の子がふわっと窓辺におりたち……。
ヨーロッパの古都を思わせる美しい町を、楽しく遊びまわるマルクとローズ。ファンタスティックなイメージの広がる、色彩豊かな絵本。