杉崎文子・杉崎紀世彦・2024 ボタニカルアート展
ひふみ
私たち二人が始めて日本ボタニカルアート展を拝見したのは、小田急百貨店新宿店別館ハルクが会場の時代。
諸先生方が描かれた植物の肖像画(植物画)は、花々
が咲き競い果物が美味しそうに実っている作品ばかりでした。
私たちは、山形、宮城、福島の3県で仲間の皆さん方
に、あの香りたつような花々、食べたくなるような果
物の植物画の世界を伝え続けています。
会場には、恩師太田洋愛先生の植物画、先生が師事さ
れた牧野富太郎博士の植物図とともに、文子と紀世彦
の植物画を展示いたします。
人間が植物を種からつくりだすのは不可能なことですが、牧野富太郎博士の植物図は
植物の設計図、太田洋愛先生の植物画は植物の完成図のように思われてなりません。
ギャラリーひふみ展へのご来場をお待ちいたしております。
杉崎紀世彦・杉崎文子 2024年10月吉日
<お知らせ>
ギャラリーひふみはグランドピアノが設置されている素敵なギャラリーです。
私たちが親しくおつき合いさせていただいているピアニストの宮本ミサさんがときどき会場を訪れて演奏してくださるそうです。
ショパンコンクールで「ミサはポーランドの言葉で弾いている素晴らしいピアニスト」と評された宮本ミサさんのピアノが楽しみです。
☆宮本ミサさんによるピアノのミニコンサートは、会期中、毎日、15時から、約1時間ほどの予定です。特にご予約の必要はありません。ショパンの「雨だれ」「ノクターン」、リストの「コンソレーション」、スクリャービンの「悲愴」などを弾いてくださる予定です。ぜひお越しくださいませ。
<宮本ミサ>桐朋学園大学音楽部演奏学科ピアノ専攻卒業後、ポーランド、ワルシャワ国立ショパン音楽院大学院修了。さらにイタリア、イモラ国際ピアノアカデミーで研鑽を積む。第13回ショパン国際コンクール出場。日本ではサントリーホール、東京芸術劇場、東京文化会館、東京オペラシティなどでリサイタルを行った。ポーランドでは、ワルシャワフィルハーモニーホールをはじめ、ショパンの生家など、彼のゆかりの場所でも演奏。ミラノでのアバド主催、ショパンフェスティバルでも好評を博す。ポーランドと日本の国交樹立80周年では、ポーランド首相来日歓迎演奏も行った。これまでに、井口愛子、柴野さつき、井内澄子、小川京子、フランコ・スカラ、リカルド・リサリティらに師事。宮本ミサの端正でありながらドラマチックな演奏は、ポーランドでも確固とした評価を得ている。