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『記憶と空想』フォト絵本 出版記念個展 写真・文:Midori S. Inoue 第一章言葉:谷川俊太郎

展示会
開催期間
『記憶と空想』フォト絵本 出版記念個展 写真・文:Midori S. Inoue 第一章言葉:谷川俊太郎

Midori S. Inoue x 谷川俊太郎 フォト絵本『記憶と空想』出版記念個展

『記憶と空想』は、NYで1990年代のNew Yorkerの飾らない瞬間を切り撮った写真に、第一章は詩人谷川俊太郎氏による書き下ろし20篇の言葉とのコラボレーション、第二章は「あなたらしさ」を自由に書き込める構成にしました。

個展(入場無料)
フォト絵本の発売&サイン会も同時開催(一冊:6,600円 税込み。手に取ってご覧いただけます)

*会期 2024年5月1日(水)~5月14日(火)会期中無休
*会場 ブックハウスカフェ ギャラリーこまどり(右奥のギャラリー)
*住所 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
*TEL 03-6261-6177
*時間 11時00分~18時00分  ※最終日17時00分まで
*入場無料

*展示及びイベントのお問い合わせ: Midori S. Inoue (いのうえみどり) midoris.inoue@me.comまで
件名に 「ブックハウスカフェ 5/6対話イベント」等、イベント名を明記ください。 



期間中イベント(有料)ページの後半をご覧ください。→
5/5(祝) 11:00-18:00 出版記念特別撮影会
5/6(振) 11:15-12:45 13:15-14:45 ワークショップ「写真DE対話あそび」
    16:00-19:00  『記憶と空想』出版記念イベント

<プロフィール>
Midori S. Inoue(いのうえみどり)

フォトグラファー。
1987年日本文化の先生として渡米。ジョージ・ワシントン大学、及びノースウェスタン大学にて Communication / Fine Arts を学び、在米日本大使館にて勤務。1991年ニューヨーク移住後、フォトグラファーとして活動を始めフォトアート作品を作る。以降、ニューヨークを中心にストリート写真を撮り、各地で個展を開催。2002年 「NY GROUND ZERO 9.11 追悼式典」に参加する等、幅広く活動。育児のため本拠地を東京に戻し、2011年には、人と人とのハグ(「Hug」)をテーマに新たに活動を始め「あなたらしい」瞬間を切り撮りつづける。2023年フォト絵本「 記憶と空想 」を出版し、個展や対話型ワークショップを開催中。


フォト絵本『記憶と空想』の出版にあたって
Midoriが20年来想い続けた谷川俊太郎さんといくつかの偶然が重なり巡り合い、詩の書下ろしをお願いしたところ、20篇の詩を作って頂きました。
お一人でも多くの方の想いも一緒にこの本に載せようとクラウドファンディングをかけたところ、300人余りの方のご賛同を頂き、出版するに至りました。
第一章は俊太郎さんの詩、第二章は写真の脇に大きく余白を設け、どなたでも自由に書き込める構成としました。正解もルールもありません。落書きでもいいんです。空想したことを書いたり、一人一人の自由な発想で楽しんで頂けます。
「居間で家族みんなで楽しみながら書き込める本、話し合える本、コミュニケーションのきっかけになる本」をコンセプトにしました。手に取り、「匠」の技(*)を感じながら、長く付き合えるように、入念な装丁にしています。

(*) 大手の企業広告も手掛けるH2Oさんによるブックデザインと構成。書体設計士 鳥海修さんによるオーダーメードの「朝靄かなフォント」、美篶堂さんによる表紙の手製のフランス装と和紙の風合いの新だん紙、これまでも俊太郎さんの本を手掛けた山田写真製版所さんによる3色モノクロスミ印刷、谷川さんの詩を1967年以来翻訳しているWilliam I. Elliottさん・西原克政さんらによる日英同時表記。

イベント

●5/5(祝) 11:00-18:00 出版記念特別撮影会
ご希望に応じてポートレート写真を撮影します(プロフィール、ご家族: 4人まで、カップルでもOK)
空き時間の確認・お申込み・お問い合わせは以下をご覧ください。 https://note.com/midorisinoue/n/n73586de54a75


●5/6(振) 11:15-12:45 13:15-14:45 ワークショップ「写真DE対話あそび」
お友だちや、ご家族でご参加ください。個人でもどうぞ。初めて会った方同士でも色々な発見があると思います。フォト絵本の写真を使い答えも何もない「対話あそび」。4~20名でのワークショップです。先着順でお受けします。
お申込み・詳細はこちらをご覧ください。

【「写真DE対話あそび」サンプル動画】
https://www.youtube.com/watch?v=DY6v_y2rErk


■ご予約: ブックハウスカフェのオンラインショップ(以下URL)より参加費のお支払いをお願いいたします。

https://bookhousecafe.stores.jp/items/6614fd26f06ae808573a9f65

決済後、自動的にシステム送信されます「【bookhousecafe】ご購入ありがとうございました。」の件名メールにて、ご予約完了のご案内とさせていただきます。
イベント当日は、受付でお名前をおっしゃってください。(決済画面などのご提示は不要です)

●5/6(振) 16:00-19:00 『記憶と空想』出版記念イベント
谷川俊太郎さんの息子さんでジャズピアニスト谷川賢作さんのミニコンサート、写真とナレーター渡辺克己さんの朗読を交えて。懇親会もあります。先着順でお受けします。

お申込み・お問い合わせはこちらをご覧ください。 谷川俊太郎と写真家Midori S. Inoueのコラボフォト絵本
「記憶と空想」出版記念イベント開催
NYCなどを舞台に活躍中の写真家Midori S. Inoueが、フォト絵本
「記憶と空想」を出版。その出版記念イベントが5月6日開催されます。
詩人・谷川俊太郎氏の詩とコラボした写真を、谷川俊太郎氏のご子息・
ジャズピアニスト谷川賢作さんのピアノと俳優・渡辺克己さんの朗読で
味わい尽くす贅沢なひと時!


フォト絵本「記憶と空想」は、写真家Midori S. Inoueが長年抱いてきた詩人谷川俊太郎氏とのコラボで生まれた奇跡の絵本です。制作にあたってクラウドファンディングで300人以上の仲間が応援、またデザイン、フォント、製版、翻訳など一流のクリエーターが、匠の技を投入しました。日常がクオリティの高い本で彩られるようにとの思いが込められています。
 来る5月6日、神保町「Book House Cafe」にて皆さまへ感謝を込めた出版記念イベントを行います。この一冊がお一人でも多くの方に届きますよう活動してまいります。多くの方にご参加いただければ幸いです。

▶︎ 日時: 2024年5月6日(月・祝) 16:00〜19:00
▶︎ 場所: 神保町「Book House Cafe」(こどもの本専門店&カフェ)2F
     東京都千代田区神田神保町2丁目5−3 北沢ビル TEL: 03-6261-6177
▶︎ 内容: 著者からのご挨拶及び対談
      谷川賢作ピアノ演奏と渡辺克己詩の朗読 写真とともに
▶︎ チケット: 3,500円 (ドリンク付き) 要予約 
midoris.inoue@me.comまで

谷川賢作 (たにかわ けんさく 作/編曲家 ピアニスト)
1960年東京生まれ。ジャズピアノを佐藤允彦に師事。演奏家として、現代詩をうたうバンド「DiVa」「孤独の発明」ハーモニカ奏者続木力とのユニット「パリャーソ」、また父である詩人の谷川俊太郎と朗読と音楽のコンサートを全国各地で開催。80年代半ばより作・編曲の仕事をはじめ、映画『四十七人の刺客』『竜馬の妻とその夫と愛人』NHK『その時歴史が動いた』テーマ曲等。88、95、97年に日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。06年びわ湖ホール制作「雷の落ちない村」の音楽監督(コンサートライブCD「雷の落ちない村」13年7月にリリース)ピアニスト舘野泉に組曲『スケッチ・オブ・ジャズ』を献呈。画家、山本容子の絵とエッセイで綴る「Jazzing」の音楽 プロデュース。兵庫県立芸術文化センター制作の音楽劇『赤毛のアン』富山県文化振興財団委嘱作品『少年少女のための交響詩 ~めざめる羽 はばたく四季~』(作詩/覚和歌子)2009年3月初演。金沢ジュニアオペラスクール第二期音楽監督。兵庫県立ピッコロ劇団『赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス』『歌うシンデレラ』映画『カミハテ商店』(2013おおさかシネマフェスティバル音楽賞受賞作品、監督・山本起也) 最新刊の楽譜集「よしなしうた」(詩・谷川俊太郎)23年1月ユニット「スケッチ・オブ・ジャズ」の『Old grandpa’s simple joke』5月「DiVa」最新作『静かな犬』を配信とダウンロードでリリース。
谷川賢作オフィシャルサイト
http://tanikawakensaku.com/

渡辺克己
ナレーター・俳優・クリエイティブディレクター
数々のディズニー映画の予告のナレーションやナショナルジオグラフィックTVのブランドボイスを務める。パリ・ユネスコ、東京国立博物館・法隆寺宝物館、サントリーホールなどでのファッションショー演出も行っている。玉川学園卒業。

Midori S. Inoueのことインタビュー記事前半:noteに掲載
https://note.com/midorisinoue/n/nb603a2ea6808

Midori S. Inoueのことインタビュー記事後半
谷川俊太郎さんに書いていただく。そして出版:noteに掲載
https://note.com/midorisinoue/n/nf7e93874ccb0


個展イメージ動画(3/3神宮前ワタリウム美術館 On SundaysにてMidori in the Wonderlandより)



ベーシスト/音楽プロデューサー亀田誠治氏から寄せられた言葉
井上緑さんが、ご自身で撮られた写真と谷川俊太郎さんの詩が物語を紡ぐフォトブックを出すという。 緑さんは30年以上も前からの仲間で、初めて知り合った時は、確かインターンでワシントンD.C.に在住している利発&活発女子のイメージだった。井上家には本当にお世話になりっぱなしで、僕がプロの音楽の世界に入ったのも、緑さんの旦那さんであるレコーディングエンジニアの井上剛さんが僕のことを可愛がってくれたのがきっかけだ。出会った頃、緑さんと剛さんは新婚でN.Y.のアパートでみんなでご飯を食べたり、タイムズスクエアのニューイヤーカウントダウンに行ったり、僕たちはたくさんの思い出を作った。そういえば、あの頃から緑さんはどこへ行く時もカメラを片手に持っていて、気がついたらパシャっと僕らの思い出を切り取っていた。
緑さんのフォトブック「記憶と空想」には、僕の大好きなニューヨークを切り取った写真が溢れている。僕は1964年に、当時ニューヨーク駐在中の両親のもとで生まれた。出生地はニューヨーク。ちょっとかっこいい。しかし実のところは1歳半で赤ちゃんの時に帰国。だからその頃のニューヨークの記憶はない。でも緑さんの写真を見ていると、その一つ一つが自分がまるでそこにいたかの如く、強い既視感で迫ってくる。そしてなぜか、懐かしみと、嬉しみがじわーっと込み上げてきてあったかい気持ちになるのだ。
このフォトブックは二部構成になっていて、第一部の「記憶」には一葉の写真に谷川さんの詩が音楽のように寄り添っていて、まるでモノクロのフィルム映画の世界を旅しているみたいだ。そして、さらに素敵なのは第二部の「空想」ではその物語を僕ら自身に委ねられているところだ。どの写真にも自分だけの物語を描くことができる。もしかしたらそれは見るたびに違った物語になるかもしれない。切り取った写真が過去ではなく、現在、そして未来になるのも僕らの空想次第だ。なんだか大人になっても一人遊びできる秘密基地を見つけたような気分でちょっと嬉しい。
余談になるが、去年の夏初孫が誕生して、僕はおじいちゃんになった。お宮参りの写真を迷わず緑さんに撮ってもらった。新しい命が笑顔になってつながっていく。緑さんが切り取る瞬間があったかくて大好きだ。
亀田誠治