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薮内正幸原画展

展示会
開催期間
薮内正幸原画展

画家として動物や野鳥など幅広い対象を独特の観察眼をもってその毛の一本一本まで精緻に描き、生き生きした温かい画風で広く愛され、数多の作品を残された薮内正幸さん。

薮内正幸美術館の藪内竜太館長のご協力を得、ブックハウスカフェ初の、薮内正幸さんの原画を展示いたします。
絵本に限らず、野鳥の画や恐竜など、バラエティに富んだ展示になる予定です。

どうぞお楽しみに。


左上:ヤマガラ 左下:クマタカ 下中:ユキヒョウ 右:モモンガ

薮内 正幸(やぶうち まさゆき)

 1940年大阪生まれ。幼少時代より生き物に興味を抱き、身近な生物の飼育に明け暮れる。小学生の頃より始まった動物園通い、動物学者との文通を通じ動物の知識を得て、あわせて独学で動物画を描き始める。
 高校卒業と同時に哺乳類図鑑を出版予定だった福音館書店に入社、国立科学博物館に日参して動物の骨格標本の模写を続ける。
 1965年に「くちばし」で絵本デビュー、翌年の「どうぶつのおやこ」、1969年のかがくのとも創刊号「しっぽのはたらき」(全て福音館書店)など多数の絵本、「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」(岩波書店)などの物語挿絵、広辞苑、世界大百科事典など図鑑挿絵、記念切手(自然保護シリーズ「アホウドリ」1975年)や広告などへ動物画を提供。また1973年に始まったサントリー愛鳥キャンペーンでは朝日広告賞第2部グランプリ、「コウモリ」(福音館書店1983年)で第30回サンケイ児童出版文化賞、「日本の恐竜」(福音館書店1989年)で第9回吉村証子記念日本科学読物賞を受賞。
 2000年6月、逝去。2004年に山梨県北杜市白州町(当時は北巨摩郡白州町)に薮内正幸美術館が開館。
藪内 竜太(やぶうち りゅうた)

 1969年東京生まれ。父は動物画家である薮内正幸(1940~2000)、母は福音館書店の編集者(児童書担当)を経て、フリーライターでありタイ料理研究家でもあった戸田杏子(本名:薮内幸枝 1941~2006)。
大学卒業後はJRの外郭団体に勤務するものの2000年の正幸死去に伴い退社、以後遺された1万点以上もの原画の管理を専属で行う。

2001年 美術館設立に向けて学芸員資格を取得。
2003年 有限会社薮内正幸美術館を設立。
2004年 薮内正幸美術館を山梨県北杜市白州町(当時は北巨摩郡白州町)に開館。現在は館長を務め、各地で開催される原画展の企画から講演までを行う。
山梨県北杜市白州町在住。

写真左)東京かつら文庫で撮影された薮内正幸さんと竜太さん(1970年撮影)
写真右)写真裏に書かれた石井桃子さんのコメント

薮内正幸原画展

【会期】2024年 2月 1日(木) ~ 2月 15日(木)会期中無休
【会場】ブックハウスカフェ ガリバー(左奥の部屋)
【住所】〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
【TEL】03-6261-6177
【営業時間】11:00~18:00 *最終日17:00まで

※入場無料。カフェスペースですので座ってご飲食をお楽しみいただけます。
※貸切などで一時的にご覧いただけない時間帯がある場合があります。あらかじめご了承ください。


『しっぽのはたらき』(文:川田健/監修:今泉吉典/福音館書店/1972)


『どうぶつのおやこ』(福音館書店/1966)


『冒険者たち』(作:斎藤惇夫/岩波書店/1982)


『冒険者たち』(作:斎藤惇夫/牧書店/1972)

トークイベント

薮内正幸さんの息子さんで、美術館の館長である藪内竜太さんと、「ガンバの大冒険」シリーズ(岩波書店)の作者で薮内正幸さんをよく知る斎藤惇夫さん。お二人の視点で語られる薮内正幸さんのお話を伺うトークイベントを、期間中に開催いたします。ぜひ、お見逃しなく!

斎藤惇夫(さいとう・あつお)

1940年新潟生まれ。小学1年より高校卒業まで長岡で過ごす。立教大学法学部卒業。
福音館書店より編集者を経て、2000年より作家活動に専念する。
2021年よりさいたま市の麗和幼稚園園長。
現在、長年の児童書編集の経験をもとに、講演や著作を通じて子どもの本のあゆみを伝えながら、子どもたちに本を読んでやることの大切さ、選書の大切さを訴えつづけている。また、河合隼雄氏を継いで「小樽児童文学ファンタジー大賞」選考委員長を務める。
著作 「グリックの冒険」「冒険者たちーガンバと15ひきの仲間」「ガンバとカワウソの冒険」「哲夫の春休み」「河童のユウタの冒険」ほか、エッセー集、講演録など。

斎藤惇夫さんからのメッセージ 薮内君が亡くなった直後に、動物学者の河合雅雄さんから電話をいただき、ご自身の物語の挿絵を描いてくれる人はもういなくなってしまった、と嘆いておられました。
生態に忠実で、しかもシートンを超えた物語に挑んでいらした河合さんにとっては、前途茫洋、絶望的な思いにかられたに相違ないのです。
それは私にとっても同様でした。
幾度も、ガンバのシリーズの最終巻を書きたいという思いに駆られ、ペンを握りそうになった時があったのです。
ところが、そのたびに「ああ、あいつはもういないんだ!」と彼の死をあらためて思い、慌ててペンを置いてきたのです。
彼ほど、生態に忠実に、美しく、躍動的で、しかも物語の語り手としての動物たちを描ける人は居ませんでした。
彼の原画の前に立つと、いつも、ああ、もう一度一緒に仕事をしたかったねえ、と言いたくなり、仕方がないので、あらためて、彼が愛してやまなかったアフリカの動物たちに会いに行く計画を立て始めるのです。

第1回目 藪内竜太さん × 斎藤惇夫さん クロストーク 「薮内正幸さんってこんな人だったよ」

【日時】 2024年2月3日(土)10:00-12:00 
【参加費】 2000円
【お申込み】
●店舗 https://bookhousecafe.stores.jp/items/656c4f5accd49a34a2dc2ab3
●オンライン https://bookhousecafe.stores.jp/items/656c528b35edb743f0e23933

第2回目 藪内竜太さん講演会「薮内正幸さんの絵本を手に取らずにはいられなくなるお話」

【日時】 2024年2月4日(日)14:00-16:00
【参加費】 1500円
【お申込み】
●店舗 https://bookhousecafe.stores.jp/items/656c4f5accd49a34a2dc2ab3
●オンライン https://bookhousecafe.stores.jp/items/656c521b2d34965d120fce3e

第3回目 斎藤惇夫さん講演会「薮内正幸さんの仕事」

【日時】 2024年2月10日(土)10:00-12:00
【参加費】 1500円
【お申込み】
●店舗 https://bookhousecafe.stores.jp/items/656c4f5accd49a34a2dc2ab3
●オンライン https://bookhousecafe.stores.jp/items/656c52c5689119148a8f2823

★見逃し配信あります。イベント終了後、準備ができ次第、店舗・オンラインどちらのご参加者へも、お申込みのメールアドレス宛にご案内いたします(数日かかります)。視聴期間は1か月です。

※店舗/オンライン参加いずれも、決済後、自動的にシステム送信されます「【bookhousecafe】ご購入ありがとうございました。」の件名メールにて、ご予約完了といたします。
※イベントご参加費の払い戻しはいたしません。予めご了承ください。
※内容は予告なく代わる場合がございます。

《店舗参加の方へ》

【会場】 ブックハウスカフェ 2F ひふみ
https://bookhousecafe.jp/#top-access
【定員】 50名
【対象】 大人
【ご注意事項】
●チケットレスです。当日会場受付にてお名前をお伝えください。
●発熱または咳などの自覚症状のある方はご遠慮ください。当日、検温のお願いをする場合がございますがその際はご協力をお願いいたします。
●イベント中に、ご気分の悪くなった方は必ずお申し出下さい。

《オンライン(ZOOMウェビナー)参加の方へ》

【定員】 100名
【対象】 大人
【ご注意事項】
●ご決済後、URLやご注意事項が記載されたPDFのダウンロードが可能となります。
●事前にPDFをダウンロードの上、記載のURLより当日のご参加をお待ちしております。 (決済後、自動的にシステム送信されます「【bookhousecafe】ご購入ありがとうございました。」の件名メールからもPDFのダウンロードが可能です)
●当店から改めて個別に当日のZOOM参加URLのご連絡メールはございませんので、ご注意ください。
●イベント当日のご対応は難しい場合がございます。ダウンロードなどは必ず事前にチェックするようにお願いいたします。