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ならまち糞虫館館長 中村圭一さんに教わる糞虫観察&標本づくり

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ならまち糞虫館館長 中村圭一さんに教わる糞虫観察&標本づくり

「ならまち糞虫館館長 中村圭一さんに教わる糞虫観察&標本づくり」

奈良公園の鹿のフンを誰が片付けているか、知ってますか?
答えは、「糞虫(ふんちゅう)」です。
糞虫とは!?ひたすら野生動物の糞を運び、食べ、糞の中で一生を終える森の掃除屋さん。ファーブル昆虫記でおなじみ、聖なる昆虫「スカラベ(フンコロガシ)」も糞虫の一種です。日本には約160種類の糞虫がいるといわれていますが、そのうち約40種が生息するといわれる奈良公園は「糞虫の聖地」と呼ばれ、神の使いである鹿たちが落としていく1日1トン(!)もの糞を、糞虫たちがせっせと片付けています。
なかでも「オオセンチコガネ」は、宝石のようにきらりと光る美しい姿をしています。住む場所によってなぜか赤、緑、紫と体の色が異なり、例えば奈良県では美しい瑠璃色をした個体が多く、「ルリセンチコガネ」と呼ばれています。そんな不思議で楽しい糞虫の世界へ誘ってくれる本が『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社.)。
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4266# 
著者の中村圭一さんは、幼い頃、実家近くの奈良公園で糞虫に出会い一目ぼれして以来、ずっと糞虫に夢中。とうとう日本初の糞虫専門の博物館「ならまち糞虫館」を建ててしまいました。
館長さん、今回が初の関東遠征です!
ぜひこの機会にオオセンチコガネの体の構造をじっくり観察しながら標本づくりに挑戦してみませんか?

日時: 7月29日(土)10時〜12時半
定員:10組(お子様は必ず大人の方とご参加ください。大人一人でもご参加可能です。)
場所: ブックハウスカフェ 2F
参加費:3500円(『たくましくて美しい糞虫図鑑』、オオセンチコガネ一体、ケース含む)
ご予約はURLよりお進みください。 参加費をネット決済いただき、ご予約完了になります。

https://bookhousecafe.stores.jp/items/649d40a6683095002c2025f4
道具は貸し出します(ピンセットをお持ちの方はご持参ください)。
作った標本はお持ち帰りできます。



中村 圭一(ナカムラケイイチ)さんのプロフィール
1964年大阪府生まれ奈良県育ち。NPO法人自然体験活動推進協議会自然体験活動指導者(NEAL)資格保有。NPO法人シニア自然大学校認定自然観察アドバイザー。中小企業診断士。
小さい頃から生き物好きで、中学時代に昆虫同好会を立ち上げる。その時の研究が日本学生科学賞(主催:読売新聞社)の奈良県知事賞を受賞。大学卒業後は金融機関に勤務し、事業再生や震災復興に関わる。この時期に世界の糞虫と出会い、華やかでカッコイイ糞虫ワールドに魅せられる。2016年に早期退職し実家のある奈良にUターン。経営コンサルタントとして中小企業の経営支援活動を始める一方、奈良市役所にて「奈良の糞虫・世界の糞虫」展を開催。18年、今も古い町並みの残る奈良町に長年の夢である「ならまち糞虫館」をオープンさせた。以降、奈良に都ができて以来1300年続く美しい自然とそれを陰で支えてきた糞虫たちのことを、遠い未来の子どもたちに届けるべく、糞虫観察ツアーや出張授業、メディア出演など、幅広い活動を続けている。20年には糞虫館設立までを辿る自身が主人公のノンフィクション童話『フン虫に夢中』(いどきえり著、くもん出版)が発売された。

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