【店舗開催】『母の友』70周年記念イベント第二弾・川内倫子さんトークイベント「光のほうへ」
イベント
開催期間
2024.06.23 10:30~2024.06.23 12:00
ひふみ
川内倫子さんトークイベント
「光のほうへ」
第二弾のトークイベントは川内倫子さんに登壇していただきます。
人生初めての本のジャケ買いは、川内倫子さんの写真が表紙になっている小説でした。
黒い毛皮のような背景にきらきらとした光の粒が舞っているその写真の美しさにどうしようもなく惹かれてすぐに購入した帰り道の、その本が、その写真が、その光が、自分の手元にあるという幸福感と充足感を今も覚えています。
数年後に私は母になり、子育ての日々においてふいに川内さんの写真の中の光を思い出す瞬間があります。ゼロ距離まで私に近づいて私の瞳に自分が映っていると笑う息子の黒々とした艶めく瞳に、叱りすぎた罪悪感とともに眺める常夜灯にきらめく頬っぺたの産毛に、その光を見出します。
そんな忘れたくない光も日々の忙しさに紛れてしまいそうになるけれど、母の友で川内さんの写真を見る度にそのきらきらを何度でも思い出せるのです。
魔法のように光を切り取って見せてくださる川内さんのお話を、皆様と一緒にお聞きすることを心から楽しみにしております。(ブックハウスカフェスタッフT橋)
■月刊誌「母の友」について
幼い子と共に生きる人への「暮らし」に関するアドバイスと、子どもと一緒に楽しむために「物語=童話」を掲載する月刊誌として1953年9月に創刊。創刊時にあった企画「こどもに聞かせる一日一話」(1か月毎日童話を楽しめるよう30の短くておもしろいお話を一挙収録したもの)は、その後、福音館書店が「こどものとも」などの絵本を発刊していくきっかけの一つともなりました。今も、忙しい毎日を送る子育て真っ最中のお母さんやお父さんに「暮らしのヒント」と「物語のたのしさ」をお届けする月刊雑誌として、毎月好評発売中です。
写真家・川内倫子さんは「母の友」の巻頭連載「今月の光」のために 毎月写真を寄せてくれています。川内さんが光をみるとき、 意識していることはあるのでしょうか。また、川内さんは 幼いお子さんとの日々をとらえた写真集『as it is』(torch press)も 刊行されています。お子さんとの日々における「光」についても。 そして、ご自身が手掛ける写真絵本『はじまりのひ』や谷川俊太郎さん文の『いまここ』のお話もうかがえたらと思っています。
【日時】2024年6月23日(日)10時30分-12時
★開場は10時10分から
【参加費】2000円(中学生以上・小学生まで無料)
【会場】ブックハウスカフェ 2F ひふみ
https://bookhousecafe.jp/#top-access
【定員】50名
【お申込み】事前お申込み制です。下記のURL(当店オンラインショップ)にアクセスし、ご決済をお願いします。
https://bookhousecafe.stores.jp/items/662b25127dd1ee023717d56b
★川内さんに聞いてみたい質問がある方は、ぜひ備考欄にてお知らせください♪
【サイン会】イベント終了後にサイン会を開催します。
・サイン会整理券はイベント当日の書籍購入時に配布します。(当日は臨時のレジで対応するため、現金をご用意いただけるとスムーズです!)
【注意事項】
・チケットレスです。当日会場受付にてお名前をお伝えください。
・発熱または咳などの自覚症状のある方はご遠慮ください。当日、検温のお願いをする場合がございますがその際はご協力をお願いいたします。
・イベント中に、ご気分の悪くなった方は必ずお申し出下さい。
・イベント内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
プロフィール
川内倫子(かわうちりんこ)
写真家。一九七二年滋賀県生まれ。2002年、写真集『うたたね』『花火』(共にリトルモア)などで第二十七回木村伊兵衛写真賞受賞。国際的な評価も高く海外での展示も多い。『Illuminance: The Tenth Anniversary Edition』(torch press)など写真集多数。お子さんが3歳までの日々を記録した写真集『as it is』(torch press)も。写真絵本作品に『はじまりのひ』(求龍堂)、『いまここ』(谷川俊太郎文、torch press)がある。